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親しかった人の死や、 身近な人や自分の大きな病気などを経験して死について考えるようになると、 自分の資産や土地、 証券などの財産が自分の死後どうなってしまうのかについて考えざるを得なくなります。
私はある病気で2週間ほど入院し、 手術などもされました。
幸い命に別状はないような病気ではあったのですが一家の大黒柱として死について考える機会となり、 万が一のことがないとは言い切れないのであくまで念のため遺言を残しておこうと思いました。
元気なうちに遺言を書くというのは奇妙な気もしますが、 私の病気に気づいたのも突然のことでしたし、 苦しんでるうちに手術が始まり、 気づけば病院のベッドの上で天井を見ている自分がいました。
そのような状況では当然何も考える余裕もなく、 ただただ痛い、 痛いという気でいっぱいで、 とても正常な判断などできなかったと思います。
もしそんな状況でそのまま死を迎えてしまった時のためにも、 早くから書いておくことをお勧めします。
もちろん健康に生きているうちに遺言を書くということは何となく不吉な気もするんですけどね。
これも家族のためです。
たとえ一人身であっても、 その一人身の人が死を迎えたとき、 その兄弟はもちろん、 どこからともなく子供や親戚が現れたりするもので、 家族を持っていればなおさらです。
資産の分配だけならば比較的簡単に済むと思うかもしれませんが、 土地の分配は固定資産税がかかってきますし、 相続税もばかになりません。
やはりなるべく早い年齢のうちに遺言をできるだけ事細かに書いておく必要があるでしょう。


さて、 年齢が早いうちに書くと言っても遺言がきちんと機能するには条件があるということについても知っておかねばなりません。
私は祖父の死を通して知ったのですが、 弁護士などにきちんと保管してもらって初めて効力を持つもので、 当然ながらパソコン上にワードやメモ帳に残したり、 平然とノートに書いておくようなものは、 法律上機能しません。
たとえ直筆であっても死後書き換えられていないという証明がなければならないのです。
だからこそ突然死んでしまうような病気にかかっていたり、 体力的に死が近い場合、 年老いてきたと感じる場合は早急に弁護士に遺言を預ける必要があると思います。
特に自分が主体的にお金を稼いでいる場合は資産が現金以外のかたちでも保管されていることが多いため、 突発的な死を迎えた後にかなりもめます。
さすがに稼ぎも貯蓄も少なく死後に残すものなどないという場合には書かなくてもいいと思いますし、 若すぎる場合も書く意味があまりないです。
ある程度年齢が高くなるにつれて当然ながら死のリスクも高まります。
日本人は死をタブー視する傾向にあり、 生きている間に死について考えることはナンセンスとされることが多いですが、 複雑な家族構成や、 多くの資産を持っている場合は、 大黒柱の死が親戚を含め家族中を巻き込みギスギスした関係に陥れることも多々あります。
ある程度仕事に余裕ができてきたらば、 家族のためにも自分の死後の清算のためにも、 きちんと勉強し裏付けされた知識のもとで、 詳細かつ正確かつ公平な遺言を書いたうえで、 弁護士などに預けることが大切だと思います。